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『新 ・ こ れ が 本 物 の N L P だ ! 』バナー



Creativity Enhancement Ltd.
#161: 2010.9.15

『新 ・ こ れ が 本 物 の N L P だ ! 』

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NLP四天王(グリンダー、バンドラー、ディルツ、ディロージャ)から正式トレーニング
を受け、現在NLP資格コース開講中の著者が、最先端コミュニケーション心理学/
実用心理学のNLPについて情報を多角的に発信します。
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『北岡新 NLP FAQ、その四十八』

(本ページは、メルマガ「これが本物の NLP だ!」第 161号の抜粋ページです。)

B 北岡新 NLP FAQ、その四十八

Q107 (161): 先月開講された「無意識活性化/技能ブラッシュアップ 夏季河口湖合宿ワークショップの参加者感想はありますか?

A107 (161): そうですね、本河口湖合宿ワークの参加者で、第 3 段 Ustream 生放送「変性意識の学際的研究家北岡泰典、石田久二氏 (人気ブログ『宇宙となかよし』の著者) と過激に語る!ヤバい話連発!容赦なし!」のインタビューアであった石田久二氏 (ブログ URL: http://katamich.exblog.jp/) がその最近のブログの中で私の 5 日間のワークについて報告されていますので、以下に部分引用させていただきたいと思いました。 (引用元ページ: http://katamich.exblog.jp/page/2) なお、本紙面では、一部割愛編集させていただいています。

「2010.8.25 ブログ」より

「富士方面のに乗り1時過ぎに目的地に到着。そこからすぐにとあるセミナーが始まります。今日から5日間、少人数のコアなセミナー。セミナー講師は私が今まで『会いたい』と思っていた人の一人。誰かはあえて伏せておきますが、調べようと思ったら調べられますのでどうぞ。NLPでは日本最高の大御所。実力ある著名トレーナーも必ず通過する人。しかし素人ウケは今一つ。なぜならマニアックすぎるから(笑)

 そして出だしからヤバイ話のオンパレード。いわゆる『変性意識』に関する話なんですが、さすがにぶっ飛び。『そんなとこまで言っちゃっていいの〜!』てな領域にバンバン踏み込んで行きます。おそらくその人のことをよく知らずに参加しちゃったら、ほとんどの人が『ドン引き』するだろうけど、私はもちろんOK。むしろもっともっとマニアックでもOK。イクところまで行って欲しい。それを望んで参加してるのだから(笑)

 とにかく今、一度にいろんな情報が入ってきたために、頭の中が錯乱状態。整理して自分なりに咀嚼するのにちょっと時間がかかりそう。この5日間でできるかどうかわかりませんが、とりあえずブログは毎日更新します。でもこりゃ、間違いなく何か起こるな。。 」

「2010.8.26 ブログ」より

「とにかくすごい人。いや、面白い人。一日中、笑いまくりの驚きまくり。とにかくいろいろな枕詞の付く人で、私が聞いただけでも、、、

・NLP指導における日本の第一人者
・NLP四天王(グリンダー、バンドラー、ディルツ、ディロージャ)に直接師事した
  日本で唯一のトレーナー
・変性意識の学際的研究家
・永遠のヒッピー
・精神世界のアーティスト
・脳内麻薬師
・サブカルの体現者
・無意識の操り人

などなど。とにかく一言では語り尽くせないのですが、正直、『こんなおもろいオッサン!初めて会った!』ってのが率直な感想。(...)

例えば脳内細胞には60億近くあって、それらは20,000通りくらいの組み合わせがあるそうなんです。その組み合わせ、つまり60億の2万乗を計算した暇な人がいて、それはなんと全宇宙にある量子の数より多くなるとか。つまり私たちの『脳』は『全宇宙』を超えている、、、という真実がここにあるのです。記号的に言うと『m>M』。ははは、わけわからん(笑)

 もっとわかりやすく言うと、私たちは『無限の可能性』から無意識が超高速であらゆる可能性をかき分けながら『今ここ』を選択しているって話。つまりは『無意識ってすげえんだぞ!』ってこと。いや〜、ほんと、目から鱗と言うと言葉が陳腐になりますが、今、ものすごい勢いで『気づき』があり、脳が加速的に進化してるんです。すいません、もうちょっと時間をください。まだ私の『無意識』が錯乱しているようで、シナプスがきちんとつながって、前頭前野にきちんと整理されてから、ちゃんとした文章が書けるんじゃないかと思います。

 他には『生まれ変わり』の話とか。なぜ『悟り・見性・目覚め』をすると『生まれ変わり』がなくなるのか。これはものすごい腑に落ちる説明があるのですが、これもまたもう少し整理してから書こうと思います。一つ言えることは『死』とは『恐怖』の対象ではないってこと。だからオレ達は何でもできるんですよ!ってこと。 )

 それからね。ワーク的にはものすごい恐ろしいワークがありました。バンドラーが発見した、それもまだ日本には入ってきていないサブモダリティの応用。例えば何かネガティブな反応があったとしますよね。その反応を逆に利用して、ものすごいハッピーな状態へと『瞬時』に変化させるんです。誰でも知っていれば5分でできます。以前、私がいわゆる第一チャクラからエネルギーを集結して、意図的に脳内ホルモンを放出させたことがありましたが、それに行きつくのにものすごい時間がかかりました。しかも滝行中で禁欲している時に。

 なのに、今日やったワークではそれに匹敵する脳内ホルモンを、僅か5分の非常に簡単なワークで再現しちゃったのです。『うわ!』と声を出してビックリしてしまいました。とにかくこの人は恐ろしいね。聞くところによると苫○地ワ○クス的な内容と被る部分があるそうなんですが(両方の参加者談)、私はそれには出たことないのですが、直感するところ、匹敵するかそれ以上なのか。私の『体験』だけで言えばそれ以上の可能性大!」

「2010.8.27 ブログ」より

「『幸せ』とは何か?の話をする際、それは『不幸』の対義語として定義することはできます。そこでしばしば言われるのが『不幸(苦しみ)』は『自我』からやってくる、ゆえに『自我』を消滅(?)させましょう!!みたいな話。その方法論として瞑想があったり各種の修行があったりするのでしょうが、北岡氏のアプローチはそこから超越したものでした。

 『幸せ-不幸』という二律背反的な前提がある限り、決して本当の意味での『幸せ(至福)』にはなれないとします。つまりその二律背反論を超越(メタ)して、『幸せ』と『不幸』とは『統合』する方向性でしか『至福』に到達する方法はないんですよ!という話でした。

 今回の [第三弾 Ustream] 対談では多少、情報を削除させて頂きましたが(私の方で意図的に踏み込みませんでした、、、すいません)、北岡氏の『福体験』はまさに『神』を見た話。そこに行きつくまでに、長い精神探求があり、おそらく日本においてはイリーガルな(外国では実質的リーガル)な領域にまで入ったなどの話があるため、すいませんがちょっと抑制してしまいました。

 北岡氏にお会いしてみればわかるのですが、左半身が不自由(小児麻痺)であり障害者手帳も持っています。パソコンのキーボードを打つのも片手(で猛スピード)です。それに加えて幼少期から家庭的な問題、施設での暮らしなど、日本人レベルとしてはおそらく『最低ランク』の幼少期を過ごしており、言うまでもなくそれが『トラウマ(心的外傷)』として青年期になっても自らを苦しめてきました。その苦しみから逃れるため、若き日から、ありとあらゆるセラピーや方法論を体験し、それが国外にもおよび、そのプロセスでバグワン [シュリ] ラジニーシ(和尚)に弟子入りします。そこで数千時間にも及ぶ修行をしている中、ある参加者からNLPの存在を教えてもらい、そらからNLPの創設者にも師事し、さらには7年間にも及ぶ個人研鑚を通じてそのすごさを確認することができたとのこと。そして当然、幼き日のトラウマは完全になくなり今日に至ります。

 北岡氏のすごいところがその執念。実際、7年間もNLPを試す必要もないのでしょうが、例えば一回のセッションで0から60%にはなるところ、それを限りなく100%に近づける執念で7年間欠かさずNLPの自己研鑚を積み重ね、完全に腑に落ちた状態でそれを伝える活動を始めたわけです。

 実際、0から60%にするのは一瞬であっても、60%から80%、80%から90%、90%から95%、95%から98%、98%から99%、99%から99.1%・・・にするほど、難しくなっていくのです。普通なら80%で満足してしまうところ、100%に近づけるためにその情熱を燃やし続けていたとか。このレベルはさすがに日本にはいない。まさに0.00001%にかける執念。

 確かに聞いた話では、世界的なF1レーサーなどは0.1秒のタイムを縮めるために年間数億円もの予算を使っているように、いわゆる『天才』とはまさにその執念が重要となるんですね。つまりは『天才』と、その他大勢の秀才、名人、上手な人たちと違う点がまさにその0.0…01%への執念なんでしょう。北岡氏もまさに『天才』の部類に入る人間であり、実際、NLP、語学(英語・仏語 [北岡注: 現在、私の仏語はかなりなまっていますが])、精神世界については完全に『天才』の領域にあります。(...)

 話を戻しますが、『至福』について、とにかく今言ったように過去のトラウマ解消のために、北岡氏はありとあやゆる世界に踏み込んで、そしてその境地を見たとのこと。つまりは究極の『メタ(超越)』の世界にいたからこそ、揺るぎのない実感を持って、今、NLPを教えているとのこと。もちろん『至福』を見るのに、NLPだけがその方法論ではないと思いますが、少なくとも現在ある様々な方法論の中で、本当の意味での『至福(メタ)』にアプローチできる最も効率的なものの一つにNLPがあることは確かなのかもしれません。

 今言ったように、北岡氏のNLPはまさに『至福』の境地を目指すものであり、世間一般で言われているような、ビジネスNLPなどとは完全に一線を画すもの。ま、私もその辺に関心があって今回参加したんですけどね。」

「2010.8.28 ブログ」より

「それ以外にもいろんなワークがあったのですが(ちなみに『内的対話』を簡単に止めるワークは昨日やりましたが非常にパワフルでした)、最後の方で北岡氏による催眠誘導(瞑想指導)があり、その時、昨日までごちゃごちゃしていた思考が瞬時につながる経験をしてしまいました。それについては福岡に戻ってから改めて書きたいと思うのですが、いわゆる『悟り』についての左脳的理解。

 ついでに言っておきますと、北岡氏のメルマガ(新・これが本物のNLPだ!)を読んでもらえればわかる通り、時として非常に難解な印象を受け、かなり左脳的、率直にいえば『頭でっかち』な人のように思えるかもしれません。実際、NLP業界でも北岡氏はそのように思われている節があるようですが、私は今までこのメルマガを最もよく愛読していたように、極めて質が高く、正直、ここまで書いてもいいのか(無料で)と思うほど、すごいメルマガだと思っていました。当然バックナンバーはほとんどすべて保存しています。

 ただ、先ほど言ったように、人によっては難解で頭でっかちに思われるみたいですが、その理由はその人にそれを理解するだけの『参照機構』がないからだと北岡氏は言ってますし、私もそう思います。今回のセミナーではかなりオフレコな情報もあり、その中で北岡氏の『体験』を洗いざらい話してもらうことがありました(飲み会時も含めて)。そこでわかったのは、あのような難解(に見える)文章も、すべて北岡氏の『右脳的体験』に裏打ちされたもだったのなのです。

 言うまでもなく『砂糖の甘さ』を言葉で説明できないように、『右脳的体験』そのものを言語化することは極めて困難。でも北岡氏がこれまで数十年間一貫してやってきたのが『右脳的体験』を『左脳的知識』に落とし込む作業に他なりません。ゆえに、同じような『右脳的体験』を有している人にとっては北岡氏の文章もよく腑に落ちることなのでしょうが、そうでない人にとっては単なる小難しい文章に見えてしまうのです。

 例えば『悟り』を左脳的に文章化することは極めて困難ですが、似たような体験をした人にとっては、『悟り』をテーマにした極めて難解な文章があっても、まるで音楽を聴くように心に響くことがあります。ただ、『参照機構』がない人にとって北岡氏の話は無意味かと言うと、決してそうでもありません。誤解を恐れずに言うと、いわゆる『右脳的体験』として『参照機構』は誰もが持っているのですが、それと『左脳的知識』とのパイプを閉ざしているだけの可能性があるからです。

 例えば私のこのブログもだいたいが長くて、時として抽象的な文章が続くこともあります。私としてはもっと読まれてよいブログだと思うのですが(笑)、人によっては開いた瞬間に『長い』と言って閉じてしまうこともあるようです。ただ、そのような反射的に閉じてしまった人でも、後日、何かの機会に読んでみたら、『うお〜!これはすげ〜!』と思ってどっぷりハマるって報告を受けることがしばしばあります。

 それはおそらく、私と同じような『右脳的体験(参照機構)』を持っていたにもかかわらず、最初は読もうとしなかったのが、ある時、ふと読んでみてビックリする。これはまさに自らの『右脳的体験』が『言語化されている』ことに驚くこと現れなんです。ですので、北岡氏の話なりメルマガについても、今回のユーストや私のブログでの紹介をきっかけとして『読む』ことがあれば、その何割かはビックリして自らの『右脳的体験』が喚起されることもあるでしょう。

 その意味で、今回のセミナーでは直接話を聞いたこともあって、私の『右脳的体験(参照機構)』がかなり刺激されたことは言うまでもないし、その時はぼんやりしてても、それらが突然、ぴった〜ん!とつながって、ものすごい気づきをもたらすこともあるのです。今日のように。 」

以上の報告内容は、私の 5 日間の河口湖合宿ワークの雰囲気をよく伝えているかと思います。

また、以上の部分的引用の概要報告の内容は、かなり正確であると確認することができます。

かなりの精度の引用ですが、あえて 2 点だけ指摘することができます。

一点目は、「2010.8.26 ブログ」引用の「その組み合わせ、つまり60億の2万乗を計算した暇な人がいて、それはなんと全宇宙にある量子の数より多くなるとか」の「量子」は「原子」が正確です。

二点目は、「世界的なF1レーサーなどは0.1秒のタイムを縮めるために年間数億円もの予算を使っているように」の部分は、私はいつも講義中に「フェラーリのような F1 チームは、一周 0.01 秒縮めるのに年間 40 億円程度使っています」と述べています。

たぶん、私自身、自分のワークの講義中の引用は、常に非常に高い精度で行っているという自信がありますが、引用のブログ報告の中で私がざっと気づいた点は、以上の二点だけというのも、すでにきわめて高い精度の引用報告かと思いました。

Q108 (161): NLP は「目的論」とも称されると聞きましたが、この点を説明してください。

A108 (161): 先日行われた第 4 段 Ustream セッション、「変性意識の学際的研究家北岡泰典、『サブカル』について語る!」の中で、インタビューアの方が、「皆、『現在』というボックス (北岡注: この『現在』は、『今ここ』というよりもむしろ『過去』に規定されているボックスという意味ですが) の中に入っている一方で、人を導くことができる人は『未来』から『現在』を見させてくれる人ですよね」という意味のことを言われたので、私は「そのとおりですね」と言い、さらに、「恐ろしいことを言わせてください。実は、NLP は『teleology』と言われているのですが、意味は、何であるかわかりますか? 『tele』は『遠隔』を意味し、『ology』は『学問」を意味しますが、この語は『目的論』という意味です!」と発言させていただきました。

つまり、NLP は、まず「アウトカム (求める状態、結果)」を設定し、そこから今の状態を見て、今の状態をどう変えればそのアウトカムに到達できるかの方法論なので、このインタビューアの発言は NLP 的そのものでした。

さらに、以上のことを書いた後、私はある人から「人間は、自分が変化・成長する際、必ず混乱するものなのですか? 混乱なしに、『ああなるほど』という洞察を (永遠に) 続けて、混乱なしに (『楽に』あるいは『優雅に』) 成長することはありえないのですか?」という質問を受けましたが、私は、以下のように答えさせていただきました。

「混乱のない、世界地図の拡張というものはありえないですね。仮に『ああなるほど』という洞察をもち続けたとしても、その洞察を現実世界に落とし込む際には必ず (慣れない帽子をかぶった際着慣れするまで時間がかかるのと同じように) ある一定の時間は今までの行動様式を変え続ける必要があるので、何の努力もない洞察が永遠に、優雅に続くことはありえないですね (必ず、『バタ臭い』プロセスを、『必要悪』として、通る必要があると思います)。

思うに、NLP を実践している人が、今まで以上に人生が過ごしにくくなることは多々ありますが、これは、(今まで無意識的だったことを意識化し始めたからだ、という理由に加えて) 『現在』にとらわれていて、今自分がどこに向かっているか見えなくなっていて、今の『苦しみ』は一時的で、実は、自分の成長曲線を自分のアウトカムの視点から見てみると、今の (一時的な) 下降線はより巨視的な上昇曲線の一部でしかないことが見えていない場合が多々あると思います。

その達観した、アウトカムの視点から今の混乱、苦痛が一時的な『好転反応』であることがわかる (= 森が見える) 人が NLP にはまると思いますし、一方でその視点をもてない (= 林しか見えない) は、NLP は効果がないと信じ、NLP から離れていくのだと思います。

さらにうがった見方をすると、この『メタ (= アウトカム)』の視点がもてないからこそ、NLP の演習を継続的に自己適用し続けるだけのコミットメントがもてない NLP ピアが数多く存在しているように思えます。」



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